写真を合成して高解像度スキャン
私のiPhoneは3GSです。
スキャン結果が読めないこともある
カメラの限界がスキャンの限界
iPhoneでDocscannerを使ってスキャンするためには、当然ですがカメラで写真を撮ることになります。つまりカメラの解像度以上でスキャンすることはできません。
3GSだから…
iPhone4なら解像度は5メガなのですが、3GSのカメラの解像度は3メガです。同じDocscannerでも、iPhone4と3GSではスキャン結果が違います。
補正でさらに劣化
Docscannerは、斜めから撮った画像を正面から撮ったように補正してくれます。補正では、不要な部分を削除して必要な部分を拡大されます。つまりこの補正によってさらに解像度が下がります。
結果、読めないことも!
このような劣化の結果、小さな文字が読めなくなってしまうことが多々あります。
で、どうする?
できるだけ高い解像度で撮影する
そもそもカメラの解像度についてはどうしようもありませんから、できることを書きます。
- 大きく写す
- スキャンする対象をできる限り大きく写します。削除する部分が広いほど、解像度が無駄になってしまいます。
- 正面から写す
- 明るさやiPhoneの影の都合で真正面は難しいかもしれませんが、できるだけ補正が少なくなるようにします。
(裏技)写真を合成する
少し手間はかかりますが、読めないスキャンしてもしょうがないですから、ガマンです。対象をいくつかに分けて撮影し、アプリで合成します。私が合成に使ったアプリはAutostitchです。本来はパノラマ写真を合成するアプリですが、自動で写真をくっつけてくれるので楽チンですよ。
合成スキャン手順
- 対象を部分部分に分けて撮影する
- 画像の重なりを意識しましょう。うまく合成ができない場合は、重なりを大きくするとうまくいきやすいです。
- iPhoneと対象の距離を一定に保つようにしましょう。部分部分の縮尺が違うと、合成がうまくいきません。
- Docscannerで補正する
- すべての部分が正面から撮影できているのなら、合成後に補正してもいいです。ただ、先に補正しておいたほうが、合成がうまくいくと思います。
- Autostitchで合成する
- 写真を選ぶだけで、自動で合成されます。ズレや合成位置の間違いがあれば、うまく合成できなかった部分だけでいいので、「1.」に戻って撮り直しましょう。重なりを大きくして撮り直すといいとおもいます。その部分を2つの写真に分けてもいいです。
- Docscannerで再度補正する
- 上で合成された写真は周囲がガタガタかもしれませんので、これをきれいに切り取るのが目的です。
使ったアプリ
DocScanner 4.0.4(¥700) for iPhone
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 3.1 以降が必要
DocScanner 4.0.4
カテゴリ: 仕事効率化
価格: ¥700
更新: 2010/11/10